悪玉菌の種類ってこんなにあるの!?

腸内に棲みつている悪玉菌は、さまざまな病気の原因になったり、不調やトラブルを招いたりする、厄介なもの。その悪玉菌にも多くの種類があり、ひとつひとつ違う特徴や性質を持っています。
ここでは、代表的な悪玉菌が引き起こす影響や、悪玉菌が増えてしまう原因についてお伝えしましょう。

 

増えすぎると危険な悪玉菌3つの特徴

悪玉菌としてよく知られている細菌は、以下の3つ。
これらは、腸内で増えすぎると便秘や下痢の原因となったり、種類によっては重い症状を引き起こしたりするものです。

 

大腸菌(有毒株)

悪玉菌の代表格といえば、大腸菌。
大腸菌は、赤ちゃんが産まれた直後からその腸内で増殖を始め、食べ物の残りカスをエサにして増えていきます。大腸菌には無毒株と有毒株とがあり、無毒株は日和見菌としてはたらきますが、有毒株は腸内を腐敗させるため、便秘や下痢の原因に。

 

また、大腸菌の中には強い毒性を持つ病原性大腸菌というものがあります。
有名なものは、O157。
激しい腹痛や下痢、出血などを引き起こすこともあるため、注意が必要です。

 

ウェルシュ菌

ウェルシュ菌は、腸内でタンパク質を分解し、アンモニアや硫化水素、インドールなどの有毒物質を作り出します。これらの有害物質は、口臭や体臭の原因となったり、発がん性物質の原料となったりするもの。また、ウェルシュ菌は腸内をアルカリ性に傾け、便秘を引き起こします。

 

ウェルシュ菌も、腹痛や下痢など食中毒の症状を招くことがあると言われています。作りおきの食品、特に肉や魚などのタンパク質を好んで増殖し、高温でも死滅することがないのが特徴です。

 

黄色ブドウ球菌

腸内や皮膚などに存在する黄色ブドウ球菌は、大腸菌と同じように無害なものもありますが、増えすぎると腸内で有毒物質や、悪臭のもととなるガスを作り出します。
また、病原性を持つタイプの黄色ブドウ球菌は、嘔吐を中心とした食中毒の症状を引き起こすほか、肺炎や敗血症の原因となることもあります。

 

悪玉菌はなぜ増えるの?

悪玉菌が増える原因は、腸内で悪玉菌が好んで食べる「エサ」が多いことがあげられます。たとえば、脂肪分やタンパク質の多い肉類、タンパク質を変性させやすいスナック菓子、甘いものなどは、特に悪玉菌の大好物
これらは十分に消化されずに腸内にとどまってしまうため、悪玉菌のエサとなって増殖を助けてしまうのです。
(参照:善玉菌を増やす食べ物善玉菌の種類