抗生物質で善玉菌が全滅するってホント?

風邪などの感染症にかかった時、病院へ行くと処方される抗生物質。
痛みや熱の原因となる細菌を退治するためのお薬ですが、実はこの抗生物質を飲むことによって、腸内の善玉菌が全滅してしまうかもしれないのです!

 

それは一体、なぜなのでしょうか?

 

善玉菌までも退治しちゃう?抗生物質の強い作用

抗生物質は、体の中に侵入し、感染症の原因となった細菌を退治するために処方されるもの。
そのパワーのおかげで細菌は体の中からいなくなり、私たちの体は回復していくのですが、抗生物質にはひとつ問題も……

 

それは、感染症を引き起こす悪い菌だけでなく、体にとってよいはたらきをする善玉菌までも退治してしまうこと。
なんと、抗生物質を2日間飲んだだけで、腸内細菌は全滅してしまうのです!

 

多くの場合、抗生物質は3〜4日間続けて服用し、すべて飲み切るように指示されます。これは、痛みや熱などの症状が消えても、まだ細菌が体の中に残っている可能性があるからなのですが、それでは、腸内環境を整え、悪玉菌のはたらきを抑える善玉菌もいなくなってしまいます。

 

「元に戻れば大丈夫」ではない!

抗生物質によって減少した腸内細菌が元の数に戻るまでには、最低でも2週間はかかると言われています。
しかし、腸内細菌の数が元に戻るといっても、油断は禁物。

 

善玉菌が腸内から減ってしまったその間、抗生物質が効かなかった真菌(カビ)や悪玉菌は、ここぞとばかりに増殖し始めます。そうなると、あっという間に腸内は悪玉菌が優勢となり、さまざまな不調が出てくることに。

 

それだけでなく、善玉菌によって守られていた免疫力が低下することにより、お腹がゆるくなったり疲れやすくなったりするほか、膀胱炎やカンジダなどの病気にかかりやすくなってしまうのです。

 

抗生物質を処方されたら積極的に善玉菌を補充しよう

病院によっては、抗生物質を処方する際、ビオフェルミンなど乳酸菌を含む薬も一緒に処方されることがあります。これは、抗生物質によって善玉菌が減ったところに悪玉菌が悪さをしないよう、事前に乳酸菌を補充するため。
抗生物質を飲む時には、このように意識的に乳酸菌などの善玉菌を摂取しなければ、腸内細菌のバランスがすぐに崩れてしまうのです。

 

そのため、もしも抗生物質が処方されたら、食事からも意識して善玉菌を摂取することが大切!乳酸菌や食物繊維、オリゴ糖などを含む食べ物を多く食べて、新しい善玉菌を腸に送り込みましょう。
食べ物にプラスして、乳酸菌サプリなどを利用するのもよい方法です。

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